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冬青窯八ヶ岳便り

yatu36.exblog.jp
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2017年 03月 18日

ドラ鉢から

 信楽ナミコシを使って、昨日、そば猪口から始めたのですが、自作蹴ロクロの上で作るのが難しくて、1つだけできたのも、薄くて軽いのはいいけれど、糸切りの底が平らでなかったり、凸凹を削ると薄くなりすぎたり。どうしょうもなくて諦めました。
今日は斜めに立ち上がったドラ鉢を作りました。粘土が480gなので板に灰をふりかけて、その上で作りました。灰を振るのは大物のツボとかでやる方法のようですが、初めてやってみました。
 1つは浅く、広く、1つは直径の狭い分高くしてみました。
ドラ鉢から_f0301766_17494802.jpg
 サラダボウルとしてとか、また右の浅い方ならわんこのご飯皿としてとか使えそうです。
 今日も買い物に出かけたのですが、車の中でロックがため息というかあくびというか、緊張して落ち着かない様子なので、行き先に着く前に、長野県側にある井戸尻考古館?に向かって、車を止めてロックを歩かせました。
 八ヶ岳南麓は縄文の時代から人が住み着いて、土器制作を盛んにやっていた地域です。
 始祖女神像とか水煙深鉢とか有名な土偶・土器が保管されています。
 発掘されたストーンサークル状の石の列が庭に再現されています。
ドラ鉢から_f0301766_18015446.jpg

 土器制作に使われたのではないかという土の山が二種類置いてあります(以前、いただけますか?と聞いてみましたが、そういうわけには・・・ということでした)。
ドラ鉢から_f0301766_18044273.jpg
 触ってみても粘土になるのか、はてな?でしたが、水に溶けば粘りが出る細かさではあるかな?この土に細かな砂を混ぜて古代の人は土器を作っていたのでしょう。
 甲斐駒と鳳凰三山の見え方が家の前からとでは大いに違いました。(左奥が三山、中央が甲斐駒ケ岳)
ドラ鉢から_f0301766_18103489.jpg
 土の山で今年初めてのフキのとうを見ました。
ドラ鉢から_f0301766_18142740.jpg
春はすぐそこという感じがしてきました。
 ロック、今日は車の中で吐き戻すこともなく無事車トリップを終えました。


by sakura-kama | 2017-03-18 18:47 | 陶芸


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