元々、倒炎式片焚きの6面体の窯だったものをいじって、アーチを付けたり、火盾をつけたりしているうちに、小さな登り窯風な窯がⅢ期の窯でした。
今回、多分人生で最後の改造を施しました。
前にレンガ5枚分(1mちょっと)出して、縦アーチをかけ、後ろの横アーチと繋げました。
前半分にも棚板1枚が置ける焼成スペースを置いたので、後半と合わせて2まい敷です。
前半は穴窯風に火が走り、後半は火盾で上にあがった炎が棚板の間を抜けてから下に下りて煙道に吸い込まれていく構造です。
長さは2m程度(煙突除く、幅は95cm程度の最小と言ってもいいくらいの小さな窯です。
焼成時間は、Ⅲ期の窯と同じく12から15時間で焚けたらいいなと思っています。
試しに火を入れてみたら、煙が煙突に抜けていきました。やれやれです。
ズルズルここまできましたが、窯の改造が終わったのを区切りに、「冬青窯八ヶ岳便り」を終わります。
以後、ブログ「薪窯冬青犬(いぬ)器(うつわ)」に綴っていきます。
よろしくお願いいたします。